ストレスチェック制度

うつ病の対策が国を挙げて行われるようになります。
今年2015年12月から、法律により従業員50人以上の事業所では
「ストレスチェック制度」が施行されます。
質問票に記入しストレスの状況を評価しその結果は本人に通知され、
ストレスの強い人は希望により医師の面談を受けます。
会社側には個人が特定できる情報は伝わらず
集団での統計のデーターが伝わるので会社側でそのデータをもとに職場の環境を改善することに利用できるというもののようです。

西洋医学ではうつは「脳の病気」。心の病気ではなく脳の構造的な病気と言っています。神経細胞自体が変形を起こしているということが最近の研究で明らかになっているそうです。
その治療には精神療法という「病気を理解すること」「生活指導」(生活のリズムを整えること)も行われているが中度以上は薬を処方する治療になり、症状によっては軽度でも薬を処方するようです。ただ抗うつ薬は副作用があり、患者さんの負担は大きいようです。
その他「認知行動療法」という~考え方を切り替えていくことを行ったりしているようです。
体験者は「一言で救われることがある」など「心の持ちよう、考え方が影響する。」と言っていてやはり心のケアが大事なようです。

カイロ的にも構造は重視します。歪みにより自律神経の圧迫があればやはり自律神経の乱れにより睡眠が充分にとれず体が回復できなければウツへ移行する可能性はあり、自律神経の圧迫を改善する必要は出てくることもあります。
そして考え方を変えることも必要です。想い癖からまた体調を崩すこともあるわけです。「考え方」は環境により刷り込まれているところもありますが、基本的にはそれぞれの意志により選んでいます(どう考えるか)。前向きな考えに変換する。それを習慣にすることが大切です。

ストレスでいっぱいになっている時は一旦ストレス源から距離を置き冷静に考えてみると、治したいと一生懸命になる先生方、大切な家族や支えてくれる周りの人たちの愛情が感じられ気づくことができます。愛情を感じられると安心感から思考も安定し、自分にも自信がついてきます。
その時に(心の器である)体をしっかりと安定させておくことは必須でしょう。

ストレスを溜めないこと。いつも前向きに。そして歪みを整えましょう。

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