香りと記憶

「赤毛のアン」
有名な長編小説なので、一度は読んだことがある
という人も多いのではないでしょか。
ちょっと独特な表現、描写が印象的で
豊かな想像力でどんな時でも明るく、
その純粋さで周囲の人も巻き込み
運命を受け入れ、でもあきらめない
たくましく生きる主人公が描かれた作品ですが

とても香りを感じさせる本でもあります。
リンゴの花、もみの木、クローバーの草原、
庭の花やハーブ、日常の食事風景も・・・
それらがアンの想像力で
今にも香ってきそうな程に
表現されています。
テーローズやミント香りも
アンにかかると、歌と希望と祈りになるらしい・・・

皆さんの「希望」を連想させる香りはなんでしょう?
香りと記憶は深く結びつきます。
鼻から入ったにおい成分が大脳辺縁系に到達します。
大脳辺縁系は偏桃体(本能的行動や感情を司る)
そして海馬(記憶を司る)とも近くに位置している為、
香りは記憶や情動と関連すると言われています。
懐かしい香りをかぐと、記憶と共に感情までもが呼びおこされる。というよりも、
感情と結びつく為に記憶がより鮮明になるという方が自然かもしれません。

いい記憶に結び付く香りを想像するだけでも
ホッと安らかな気持ちになれるかもしれませんね・・・
もしくは、忘れたくないことがあれば、何か好きな香りを一緒にインプットしとけば
後からその香りをかぐだけで、その記憶をすぐに呼び起こすことができそうです。
何か特別なイベントの時には香りもワンセットで演出してみてはいかがでしょうか?
香りの中には体や心も癒すものもあります。

医者に行っても良くならない、わからないといった症状にも・・・
ミモザ整体院 HP

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