毎日、何を心に刻んでいますか

患者さんからこんな話を聞きました。
テレビでの話だそうですが・・・
不眠の原因が実は旦那さんの言動で
その日あった嫌な出来事をノートに書いて寝ると
良く眠れるようになったという話でした。

モヤモヤを解消させて心を整理するという事はいい事だとは思いますが・・・
でも、どうでしょう。
テレビという場や取材に来ていた人に「聞いてもらった」「気持ちを分かってもらえた」
という事で、少し気持ちが救われて良く眠れたのだと思われます・・・
でも、それを続けていらどうでしょう。
日々、寝る前に旦那さんを悪い人、嫌な人と自分に言い聞かせているようにもとれます。
嫌だったことは嫌だったと認識することは、その後改善する為に問題点を明確にするにはいいと思います。
それには、自分の態度も相手を助長させていなかったか点検してみる必要もありそうです。
いい関係を築きたかったら、「こんなこと言われて嫌だったわ」
「こんな態度が悲しかったわ」「楽しい気持ちで過ごしたいわ」と
自分の希望を言ってみて二人の時間がよくなるように話し合ってみたり
向き合うことも大事なように思います。(言い方は充分注意したほうがいいですが・・・)
(それに案外旦那さんも気づかないだけかもしれないし・・・)

問題点を書き出しただけでは現段階では少し気持ちは落ち着いても、
解決することもしていかないと抑えただけでは気持ちは晴れないままです。
いずれ噴出することになるでしょう。

自分の中での気持ちの整理も大切ですが
相手を信じて、自分の気持ちを伝えることも必要に思います。
相手の気持ちも大事にしながら・・・

一日の中で旦那さんの嫌な所を書き出したら、その後に必ず
旦那さんのいい所も書き出してみたほうがいいと思います。
(嫌な所10個書いたら、いい所は11個。一つ多くしてみましょう♪)
だって、ずっと一緒にいる人の嫌な所ばかり目を向けていても嫌な気持ちになるばかりじゃないですか。
「いい人と一緒にいる」、と思った方が断然幸せです。
旦那さんのいい所を探してみましょ♪たくさんあるはずですよ。自分が選んだ人なのだから・・・
逆で考えてみると・・・相手から「いい人」と思われてそう見られていたら「嫌な人」と思われるより
きっと気持ちいいし、そういう自分になってしまう、と思います。
旦那さんに「やさしくいい人」になってもらいましょう♪
旦那さんのやさしさを信じて、優しさや思いやりを育てるのはどうでしょう、
二人の関係性を育てて。自分の居心地もきっとよくなるのでは。

着地点、到達点。自分のなりたい夫婦像のあり方が描けていなければどこに向かうのでしょう。
旦那さんの嫌な所を見つけることが最終地点ではないはずです。
一時の効果に惑わされないで・・・
自分のなりたい、叶えたい人生がはっきりすれば、そこに向かうためにどうしていくかもわかるはず。

寝ている時に記憶は整理され定着させているとも言われます。
眠る前は心に刻みたいことだけを思うことが大事なように思います。
その前に反省すべき点はしっかり反省し、
整理させることはその日のうちに整理させ、心をクリアにさせてから
眠る前は幸せな気持ちで、なりたい自分を描き、強く信じましょう♪
しっかりに言い聞かせて眠りについてくださいね!