自分の枠を限定しないで・・・

カイロプラクティック的に見ると健康ではないと思われる人。
 そもそも、どこに健康の定義を置くかにもよりますが・・・
おそらく西洋医学では「健康」とされる病気ではないと診断される場合でも。
仙骨に傾きがあり、脊椎にねじれや傾きがあり、
神経に圧迫や牽引などが起こり、神経伝達に問題があれば、
カイロプラクティックでは「身体が正常に機能できていない」と考え、
矯正する必要があるとみます。

それでも若い時や気力が充分な時は体全部で補正し、全体的にカバーすることで
なんとか調整できていたとしても、
加齢や過労などで筋力が衰えて来たりすれば、
調整できなくなった体はバランスを崩し
元々さほどではなかった神経圧迫はひどくなり
身体に機能異常をもたらすことが考えられます。
「神経圧迫が直接痛みを引き起こしたり」
機能が正常に働かない事で
「疲労回復が遅れたり」
「痛みを抑えるホルモン分泌が減る事で痛みを感じるようになる」等の
症状が出てくることも考えられます。
それか、
「以前から少しづつはあった体の不調が大きくなったり」
等、身体の負担は増えてくることが考えられます。

どういった症状が出るかは、神経圧迫の箇所や度合いにより変わってくるため
人それぞれ違ってくると考えられます。
それに痛みを感じる感覚も個人差がある為一概には言えないことが考えられます。

もし今までも不快な症状があったとしても、他人とは比べることができないので
先天的な場合はそれがその人にとっては当たり前で、日常なので、
おそらくは人よりも何かすることが困難であったことも考えられます。
身体を動かすこと、バランスをとること、もしかしたら見聞きし判断する事も困難であったとも考えられます。
これらの事を抱えながら、人に後れを取らないように人に合わせて来るには
相当頑張ってきた事がうかがえ知れます。
だからこそ、
加齢や過労で頑張りが効かなくなったとしても、尚もまだ頑張り続けようとしてしまいます。
頑張ることが日常であった為・・・
「治ったら、以前のように頑張ろう」「よくなったらきっと前のように頑張れる」と。
もちろん頑張ることはとてもいい事です。向上心や成長には不可欠です。
でも、(これは更年期に差し掛かる方にも言える事ですが、)
「今迄とは違う」「これからは体と相談してムリなく自分を大事にする」
という事が必要になってきます。
年代や体の状態にあった、仕事量やペースでやって行くように切り替えていかないと
太く短い生き方になってしまいます。
(そのスピードはおそらく皆さんが思う以上に早いものとなってしまいます
要因増え、重なり合うことで加速していくからです)
もちろん気力も大事だと思いますが、やはり体という実在するものがあるので限界はあるように思います。

でもそれは、
(歳だから、体の個性があるから、と言う理由で)
「すべてをあきらめなければならない」という事では決してありません。

やりたい事をする為に、
自分にとっても一番いい形を見つけることが必要になってくる
という事なのです。

整体で体を整えてもやはり限界があります。
食事に気を付けたり、今迄以上に休息をとること、自分に合った運動をして
(今が低下していれば)今より少しずつ体力をつける。
(今がベストであれば)今の体力を維持する運動をする。
それらを無理なく続けていく。
自分を上手にケアしていく事で自己実現を可能にしていく事です。
つまり、やりたいことをする為に、少しの努力を続けていく事。
が必要に。それも無理なく。

決してあきらめないでくださいね。
自分には出来ない。歳だから、主婦だったから、こんな体だから・・・
と、したくない事を選ぶのではなく、
やりたい仕事、夢。その為にどうしていけばいいのか
叶える為に何が必要か。考えて下さいね。

先天的に骨格に問題がある方は定期的なメンテナンスが必要になってきます。
年齢を重ね、体の歪みがある場合は体を整えるのに、ある程度の時間はかかってきます。
ですが今までにない症状が起こるには理由があり、それなりの時間をかけて整えていく理由もあります。
何が自分にとって一番いいのかは人それぞれ違うと思いますが
健康でこそ、すべての事がはじまります。
自分の身体を大切に、自分のやりたいことも(あきらめないで)大切にしてくださいね。