朝起きれないという小学生

「子供が朝、起きれない」というご相談を受けました。
小学生、11歳、男子。
食欲もあり、睡眠もとられていて
外で遊ぶのも大好きで元気いっぱいだったそうで
こんなことは初めてで親御さんも驚いておられていました。
医者にいくも、「成長期で急激な体の成長についていけてないのでしょう」
とお薬を処方されただけということでした。
その薬を飲ませても全く良くならずにお困りでした。
自律神経失調とも言われたそうで、当院のHP見てこられました。

検査していくと体幹が曲がり、ねじれのある状態です
この状態で、(成長期なので)筋肉も安定していない為により自律神経を圧迫していることも考えられます。
腰がズレを起こしている為その上に並ぶ骨に影響し、本来のきれいなS字カーブにならず
顎が前に突き出ている状態でした。

自律神経の調整をして体を整えると
腰の位置が変わり、S字も整い、首の骨の上に自然に頭が乗った状態へと変わり
お母さんにも確認して頂きました。
目もきらりとスッキリしていました。(元々子供の目は澄んでいてきれいですけどね。)
ニッコリ、元気復活出来たようです。
少しお母さんとも話して、今後の説明をしました。

一昔前、私が子供の頃は
地震が来ようが槍が降ろうがびくともしない位に熟睡(爆睡)し
朝は早く目覚めて一日が始まるのがうれしくて、一日遊ぶことしか考えないような感じでしたが
近頃では子供も大人並の病気にかかり、ストレスを感じることが多いようです。
夜が長くなったせいでしょうか。環境の事だけでなく
大人がそれだけストレスにさらされ、社会的にも蔓延化し
同時に子供にも伝染してきているように思います。
情報がこれだけ身近にあふれていると、繊細な子供の心は敏感に感じ取ってしまうようです。
まだ知らなくてもいい事が、まだ受けることのできない体で直接受けてしまうということは
大人が思う以上に大きなストレスであるのかもしれません。
私達が子供の頃には経験しなかったストレスを今の子供たちは受けざるをえないのかもしれません。
昔は当たり前だった夜の静けさが無くなっていることも安眠を妨げているかもしれないですし
外での運動量が減り、体力的な低下による歪みを調整できない要素や
ストレス社会のひずみで子供社会もストレスが蔓延していることも考えられます。
(ストレスで疲れた大人たちが家庭に持ち帰り、そのストレスを受けた子供たちが学校に持ち込む・・・)

整体師として私ができる事
原因は多々ありそれぞれが複雑に関連していることもあると思います。
ですが体が安定していれば、いくつかの原因を跳ね返すだけの体力はついてくると思います。
ですから「体を整える事」がとても重要であると考えます。
「体の安定は心の安心」
以前、中学生の女子も同様のことで施術を受けられました。
(時たま調整に来られますが)今では元気になられています。
その他、「疲れがとれない」といった小学生の施術も行いました。
大人同様、体が元気になれば自然と元気も回復してきます。
当院では、その他にも改善に必要な場合はメンタル面、食の事など多方面からサポートし
全力で改善にあたっています。

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