抗菌作用で爽やかに風邪予防

キャプテンクック・・・
大航海時代のイギリス人船長で、
高度な航海術、測量や調査を駆使し地図を作成する技術で
オーストラリアに上陸を成し得ました。
(他の国に攻め入ったかどうかはさておき)
キャプテンクックの時代の航海で問題なのが
壊血病によるビタミンCの欠乏でした。

長期航海での食料は、乾物や塩漬けの物ばかりで
これらにはビタミンCが含まれていませんでした。
それに、ビタミンCという概念すらなかったと
いう事なので、防ぎようがなかったようです。

ビタミンCは体内のたんぱく質を構成するアミノ酸の合成に必要な物質で、
(つまり、体を作る時必要なものでこれがないと体が作られないとこになります)
詳しくは、コラーゲン生成、象牙質、骨の細胞間の物質の形成に関わるので
ビタミンCの欠乏はこれらが形成出来なくなりその結果、毛細血管が弱くなり
皮膚や粘膜で出血が起こるというものです。当然免疫も低下すると考えられます。
よって、脱力や倦怠感、筋力低下、筋肉や関節が痛み出す。

長期間閉ざされた中での移動や衛生面を考えても感染症の合併症もあったように思えますが
船が大型になるにつれ、渡航距離も長くなり長期間ビタミンCが摂取できなくなり
壊血病が増えて言ったようです。

キャプテンクックは原因が解らないながらも、経験上、船に
キャベツの酢漬けやオレンジを積み込み、船員達に食べさせていたという記録があるそうです。

(aromaの会報誌の中で生活の木の小倉章さんによると)
~キャプテンクックは松葉をに出してビールを作り、
それだけでは苦いのでtea plantを混ぜて味を調整したものを
船員たちに飲ませていたそうです。
これが功を奏したのかクックの航海では、壊血病で死亡したのは一人もいなかったと記録されているそうです。
このtea plantがティートリー(もしくはその近縁種)だと考えられているそうです。~

さて、この「ティートリー」はアロマテラピーでもポピュラーな精油の材料で、
オーストラリア原産で、先住民のアボリジニもケガの治療や皮膚疾患の治療にも使用し、
高い抗菌作用があると言われています。
この季節、「風邪」と言ったらこの一本。という位・・・
風邪予防にお部屋に散布してください。
空気が洗われるようです(^^)/

これから乾燥が激しくなるので、眠っていた風邪菌が元気になる頃です。
アロマデフューザーで香らせたり
ロームスプレーでシュッシュッと、まいたり・・・

これ単品では「いい香り」というものでもないので
香りを楽しみたかったら、お好きな香りと混ぜて香らせてくださいね♪

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