仙骨の歪みと股関節

肩こり腰痛の患者様、本日3回目です。
仙骨と言われる、骨盤を構成する骨の傾きがある方です。

この状態が先天的なものなのかは不明でした。
ここに来られた時点の所からしか判明できないからです。
最近足が開かなくなってきたという事や症状も悪くなってきたという事からも
悪化しているようではある為、早急な施術が望まれました。

最初の施術がとても良かったようでしたが
お仕事の都合でどうしても間隔が空いてしまったのでやはり、
前回(二回目)の施術後から今回(3回目)までの間で、戻りは大きかったように思います。
(でもご本人の選択なので仕方ありません)
推奨する施術間隔で受けられる場合よりも
施術回数が多くかかるかもしれませんが
頑張っていきましょう!

今回のケースでは仙骨が二方向に傾いているので
施術の仕方も二段階で、二方向を別々に行いました。
その方が確実で安全と思われたからです。

本日が二段階目の施術です。
思っていたよりもすんなり傾きは解消されました。
股関節を動かすと施術前とは違いスムーズになり、
患者様も実感されました。

(仙骨の歪みは股関節の正常な位置がずれてしまい
動きの範囲を狭めたり、痛みが起こったりします。
仙骨の向きを整えると股関節の動きが正常に戻ると考えられるため
この確認を行います)

後はこの状態が次回迄なるべく長く持続してくれる事を願い・・・
その際の注意点をしっかり学んでいただきました。
(次回の施術に来るまでの間は姿勢や動かし方等、患者様次第になります
整えてもまた自ら歪ませてしまえば意味がありませんから・・・)
この辺りのケアが出来ていないと患者様の負担は増えてしまうと
私は考えてる為に、しっかり説明させていただいています。

患者様がしっかり理解していただくとその後の改善が大きく違ってきます。
患者様自身の利害をちゃんとご自分で理解していただくこと、
そして自分の身体をしっかり理解してもらう事が
一番だと考えています。

「この場所がこう歪んでいたために、
悪い姿勢やこういう癖になっていたんです。
(そもそも悪い姿勢で歪んでしまったとも言えますが)
この時点からはこの癖は気を付けて下さいね」
という説明をし、気を付けてもらいます。
体の歪みを整えていても、クセが治らないと
また元のもくあみで、少し頑張らないといけないところです。
でも理由がわかるとちゃんと気を付けようと思ってもらえます。
そしてタイミングが大事なのです。
理由があった為、体はその姿勢をとらざるを得なかったので
改善と同時に正さないとストレスに感じてしまうからです。
体の変化と一緒に直していけばストレスにならずに
続けられ、体はそのよい姿勢の方を好むようになり
無理なく続けられるからです。

体のこの部分の筋力が衰えていたから
ここを鍛える事で姿勢を保てるようになる
という指導もします。
これまでの説明ともつながるので
運動の意味がよく理解できます。

その後は自分自身の責任になるから
自分の身体との対話になります。
自分で自分の身体をコントロールすることになるのです。

回復の度合いや体力等で個人差がある為
それぞれ見極めて運動の方法を指導しています。
運動箇所も違ってきます。
それぞれの歪み方が違うためです。

施術の方法やどの程度改善できるかは
答えが出るのが遅くなる場合もあります。
施術を受けてからの
お体の反応の違いで予測がつくこともあります。

経験で、おおよその予測はつきますが
先天的なケースや、疲労が大きい場合
ストレスが大きい場合は個人差がある場合もあります。

それから、施術を途中で中断してしまうと
なかなか改善が見られなくなることがあります。
数か月して再開してよくなることもありますが
その場合、改善までにある程度のお時間が掛かってしまうので
なるべく続けて通われる方がいいと言えます。

今回の患者様は
「このタイミングで来れて良かった」
と喜んでいらっしゃいました。

45才くらいから体の変調が大きくなるので
歪みを原因とした、体の不調を抱えている方は
40才になる前位に体を整えて、
それから時折体のメンテナンスをしながら
45才の体の変調時期を迎えると、
体に無理なく過ごせるのではないかと思います。

もちろん今、不調を抱えていらっしゃる方も
遅いという事はありません。
気づけたことに感謝してしっかり体調整える事を
考えて下さいね。

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