本日来られた患者様。
「何だか痛くなってしまって」と。
しばし前に「すごいよくなって先生のおかげです」と喜ばれていたのに・・・
どうしたのでしょう。
お体をみさせて頂くと。あれれ。骨盤の形状もおかしな方へいき、肩もパンパンです」
少し前から痩せていたので少々心配でしたが・・・・
筋トレと糖質制限で痩せたそうです。
お話を伺い、体を修正すると痛みは消失しました。
原因と考えられることや注意点などお話させていただきました。
おうち時間が増え、「太ってしまった」と言う声をよく耳にしますが、
そろそろ何とかしないければと、
「筋トレ」「ヨガ」「ジョギング」等始められる方もいらっしゃると思いますが、
あまりに短期間に効果を得ようとすると、無理なダイエットに走りがち・・・
ひとつは体のメカニズムから考えると、急激に痩せると、
体は元に戻ろうとします。バランスをとろうとするのが人の体なので、
短期間に痩せようとするのは全く意味のない事なんです。
「〇ヶ月で、数十キロ痩せます！」って、
ちっとも魅力的な言葉じゃないんです。
確実に痩せる方法なら他にありますよ。
もう一つ言えることは、筋力が落ちないように筋トレしながら痩せます。
と言っても、本当に気を付けないと、歪みがひどくなってしまう事があります。
元々のクセや、重心、少しの歪みが強調されていく為
そのような事が生じてしまいます。
急激に痩せてしまうと体を維持させている筋力が低下し
体を支えていられなくなるので、歪みも強調され、
ある瞬間から痛みが生じてしまう事もあります。
体重が減るという事は体にとってある意味危機的状態と認識することがあります。
何処かの調整機能が緊急事態的に働きだします。
ある年代でそれをしてしまうと、もうすでに調整段階にあるので
余計に調整がとれにくくなってしまうと考えられます。
どの年代も上手に痩せる方がいいのですが、、
特に40代からの体重を減らす時は注意が必要です。
何処かの広告ではありませんが、
有名人があまりに短期間で見違えるように痩せているので、
それが正解のようで、あこがれのようでもあるようですが、
冷静に見て下さい。その方法で痩せた方は、みなさんリバンドしていますよね。
リバウンドするのは体のメカニズムから考えて仕方のない事なんです。
一時痩せただけでは意味がないだけでなくバランスが崩れてしまう懸念があります。
話を戻します・・・
こちらの患者様には他にも考えられることがあって、
理由について説明し、自分の重心のズレを体で感じてもらい実感してもらいました。
そのズレが大きくならないようにする注意がこちらの患者さんには必要になります。
いくつかの注意点はありますが、
みなさん、それぞれの体のクセと、普段の生活スタイルなどそれぞれ違います。
一番いい方法を見つけ健康を維持されることがベストなように思われます。
長年生きる中で、無意識に体を使ってきたことや、
何かのアクシデント、生まれながらの何か・・・
によりそれぞれの中で不具合が生じていき、
中には、今までは何ともなくとも、年齢と共に表面化してきた、
という事もあるかもしれません。
今のまま何とか持ちこたえればいいのですが、
痛みやしびれに移行しては毎日がつらいものになってしまうという事もあります。
それ以前に、痛いのがもう慢性化していて、今さらでないとい方も多いのではないでしょうか。
今後、筋力な更に衰えていくと考えられます。
専門家の力を借りれば、「何だ、そうなんだ」と
「こうすればいいのね」が見つかるといいなと思います。
早いうちに「なんとかしたい」と思われる方は、ぜひ。
いえ、「そううち」でなく、気づいた時「今」です。
「早く来ておけばよかった」必ず皆さんそう言います。
正しい方法を身に付けて下さいね。