こだわりが多すぎる・・・

「こだわりが多すぎるので」という性格。どうでしょう・・・
何だかネガティブなイメージがしますが、
こだわることで強くなれたり、他者との違いが明確になれば個性を光らせたり、独自の意見をもてたりという事もあるかもしれません。
そう考えれば、こだわるという事は決して悪い事ではないと思います。
ただ、バランスであると思いますが、
何にでもこだわってしまうと・・・
世界が狭まってしまう事もあるような気がします。せっかくの沢山の可能性を消してしまうかもしれません。
そして、周りの人からは「とても自分勝手で、わがままな人」と、誤解されてしまう可能性もあります。何となく取っ付きにくい人と思われてしまうこともあるかもしれません。

もしそう思われているとしたら、たくさんの良い所を出せずにいるのならもったいないですよね。もちろん、自分の意見を持ち、周りがなんと言おうと信じた道を、こだわりを持って進むことも、とてもステキな事ですけどね。。

こだわることが、いい事なのか悪い事なのかは、
結果として自分にとってプラスに作用するか、マイナスに作用するかで違ってくるのではと思われます。
そして、簡単に判断がつかないこともあるかもしれません。
最初はマイナスに作用しても、長い時間がかかってプラスに作用してくるという事もあるかもしれません。その場合忍耐が必要になってきそうですが・・・

どうでしょう、
こだわることでよりよくなるのならまったくOKなのですが、
こだわることで生きづらくなってしまうなどつらくなってしまうのなら・・・

「自分の気持ちを大切にしつつ、どう周りと関わっていくのか」
という事について一度考えてみるといいように思います。
その為にまずは、
自分の気持ちや何を大事にしたいのかという事を
一度確認してみるといいのではないでしょうか。

もしかしたら、その「こだわり」は本心からそうしたいと望んでいるのではない。という事も案外あるような気がします。
例えば、人と関わることが嫌だから、とか、反抗したいけれど具体的に何に不満があるのか言い表せない(もしくは自分でも分かっていない)事が元でそのせいでこだわってしまう。(でもこれには原因の大元になっていることが何なのか考えてみる必要がありそうですよね)他にも、
何か別の理由を隠したくて言い訳にこだわっているだけという事もあるかもしれません。

本当はこだわる必要がない事にかたくなにこだわっているのだとしたら、そのせいで自分にも周りにもいい作用をしないのであれば残念ですよね。こだわる必要ない訳ですし、それでもこだわってしまうには何かの理由があるはずです。
理由が自分で分かっていない事もあります。理由がわかれば対処の仕方も見つけやすくなります。
(整体の施術も同じです。原因が解るから改善方法も見えてきます)

そこをあいまいにすると、心と行動が矛盾し、そのままでいると
思っている事と行動が、ちぐはぐになってしまい、
「何で・・・本当はそうしたいわけじゃないのにそうしてしまったんだろう」
「何で・・・思ってもいない事を言ってしまうんだろう」
というような事が起こってきます。
思い当たる人がいるのではないでしょうか。
あまのじゃく・・・。素直じゃない・・・。
そんな人、いるのではありませんか。

いつも心に忠実にいないと、人生、損してしまいます
「損だ」「損してる」って思えてしまうのです。
(人の為を思っての事なら、その逆だったりもしますが…)

なによりも、生きづらくなるだけでなく、心が苦しければ体にも必ず影響してしまいます・・・そうなると元に戻すのも大変です。

目標が正しく設定されているのか、間違った方向へ進んでいないか、確認が必要だったりします。
その確認作業はとても大変だったり、時間がかかったりもしますが、
それが結果的に、気持ちを楽に出来たり、生きやすくなったりする近道かもしれません。

もう少し具体的に言うと、
こだわり続けて得るものは何なのか、その先に(ゴールに)本当に欲しいものは見つかるのか?
その時、どんな気持ちなのか(幸せを感じられるのか)を想像してみると答えが出るかもしれません。

それからこだわることが多過ぎる場合、
(なんにでもこだわるのは、実は何に対しても文句が言いたい!本質の所で戦えないから違うところでうっぷんを晴らしている!という事も考えられます。)
そうでないなら、
「こだわる」を少しだけ厳選してみるとよいのではと思います。
これと思える様な、「どうしても成し遂げたい事」に対してだけ存分にこだわり、
それ以外の事には、まずは「こだわり」を横に置いておいてみたらどうでしょう。

多くの事に対してこだわるという事は、言い方を変えると、もしかしたら・・・ですが、自分の興味のあること以外は受け付けない・・・という事もあるように感じられます。
自分の好きな事(もの)と、すぐに決めつけないで、色々な事に興味を持ってみたらどうかな、と思います。色々な事を知るという事はとても楽しいですよ♪
今いる世界がドンドン広がって、今まで知らなかった楽しい世界につながってワクワクしますよ♪

自分の知らなかったたくさんの世界、たくさんある正解、沢山の可能性に目を向けてみてはどうでしょう。生き方を決めてしまった後でもまだまだ沢山の可能性はあります。世界が多様性に気づき始めた今なら本当に無限に可能性はあります。
誰もやった事のない事でも、無理だと言われたことでも不可能に思える事でも、チャレンジしてみる価値はあると思います。今迄の「あたりまえ」「常識」「こうすべきこと」「絶対」などの価値観だけではなくなってきています。

コロナにしても、ゲリラ豪雨や、こんなにも多発する大きな地震も、この猛暑も・・・各地で起こっている気候変動。数年前では考えられなかったことです。
自然でさえも「これまでの・・・」ではなくなってきています。私達の感覚は、すでに「何があるか分からない」を受け入れやすくなってきているのです。無限の可能性!既成概念からの突破!そうした背景も後押しとなって今、世界中の人が多様性を肌で感じて学んできています。

思い込みはないか、今一度自分の思いをひっくり返してみると、新たな発見があるかもしれません。
こだわる前に、たくさんの事をまずは知ってみるという事は、実はより自分に合うものが厳選されていくのかもしれません。的が絞られていく、という事もありそうですよ。
特に若いうちはまだまだ知らないことも多く、好みもあいまいだったりもします。
(ただ、迷いやすい人が的を絞る前に選択肢を増やすことで混乱してしまうようなら、他の対処が必要になりますが)
あれこれ決めてしまう前にたくさん見てみても遅くはないです。

何にこだわっているのか、自分にとって本当に大事なことであるのか、
もしかしたら、誰かに言われたことを気にしていたり、人の意見に乗っかっているに過ぎなかったり、という事はないかも確かめるといいかもしれません。
なぜなら自分の本心でないなら、やはりいずれは矛盾してくることが考えられます。
こだわることが相手目線に合わせたものなら、あなたの行動が(相手や状況で)次第にブレてしまいます。
私たちの周りには、先入観を植え付けられていたり、他からの誘導があったり等、一見自分で決めたように思えるけれど、実は何かに影響を受けてそのまま乗っかっているに過ぎないという事も多いようです。

他にも、
言い訳に「こだわり」を持ち出せば、
弱い自分を取り繕うという事。やっているフリや、出来るフリ。そんな行動になっていってしまいます。
そんな事をしていたら、本当の自分を嫌いになってしまいます。本当の自分はそうではないから。
最初のうちはその場をしのげたことにホッとするかもしれないが、いずれは、
そうではない自分に自分自身が「ガッカリ」してしまい、そして自分に腹が立って、苦しくなってしまうと考えられます。なぜなら、そうではない(本当の)自分は、良く見せている自分にいつまでたっても追いつけないので苛立ちがでてきてしまうから。そうなると苦しくてどうしょうもなくなって周りの人、家族、(多くは)自分の親に当たってしまいます。(世間でそう言った親子や身内の中でのトラブルがよく起こっています)そうなった原因を、勝手に誰かのせいにしてしまい責めてしまうから。なぜなら、行動の原動力になるものが最初から相手目線であるから、責任も自分ではなく、周りにあるという言い訳ができてしまうからです。
でも誰かを責めると、もっと苦しくなってしまいます。誰かを責めても本当の原因はそうではないと自分自身が知っているから。そうなると苛立ちだけでなく、自己嫌悪も抱えてしまいます。

それから、そうではない自分をいつも繕い続ける事はやはり無理があります。まやかしの自分は、すぐにばれてしまいます。努力している人は努力していない人を簡単に見抜いてしまいます。苛立ち、自己嫌悪だけでなく、偽りの自分がばれてしまわないかの恐怖も伴ってしまいます。
それだけでなく、自分にガッカリすると、未来に対しての期待、希望まで失ってしまいます。明るい未来を期待したり幸せになろうという希望をもてたりするから前に進もうと思えるのに、期待したり希望をもてたりすることができなければ前に進もうとしなくなってしまいます。

一人で心を閉ざしてしまい、苦しくて、周りの人を責めてしまうのは、
その時、本当は辛くてつらくて、助けてほしいのだと思います。そう言えないだけで。

だから上記の「なんだかとっつきにくい人に見える」というのも、
もしかしたら「こだわる」という事は、人から離れたいと思う心の裏返しなのかもしれません。
学校へ行きたくない、職場へ行きたくない、そしてこだわる性格・・・
「人と離れたい」はセットのように思える時があるのです。

その不快な気持ちが大きくなって抱えきれなくなった時にその行先がどこに向かうのでしょう。
自分や誰かを傷つける事がない様に、自分の感情のコントロールの仕方は早めに知っおいた方がいいですよね。コントロールがきくうちに。
今の学校や家庭、身近なところで、そう言った事を学ぶことがあまりない様にも思います。

そのままでは、何も解決出来ません。
だから、勇気を持つことが大事ではないでしょうか。
誰かのせいにしないで、自分が強くなることできっと解決できると思えます。

たくさん勉強して下さい。たくさんたくさん勉強し多くを学んだら必ず自信になります。
自信が持てたら強くなれます。
誰かをやり込めるために強くなるのではなく、本当の強さをもてます。
自分に自信をつけたら、その強さで、本当の優しさや思いやりが持てます。

本当に優しい人は、強い人です。
弱ければ、表面上のやさしさや親切さはあっても、やはり何かの時に自分を守ろうとして人に優しくできなくなるからです。強ければ、自分をグッとこらえる事ができ、人に対して優しさを向けることができるから。
そして、その姿を人は「優しさ」と感じることができるからです。
自分を優先させるばかりの人、自分だけを守ろうとする人を、人は「優しい人」とは思いません。そして信用できる人だとも思えません。

力や権力(偉い位)を、振りかざす事が強さではありません。そう思っている人や力を振りかざしている人は弱い人です。殻に閉じこもっている人と同じです。自分を守ろうとしているから。

たくさんの知識を吸収して、自ら判断する事が出来るようになれば、自分にとっても自信になり、また正しい知識があれば人からも信頼されるようになります。優しさがともなえばその信頼は揺るぎません。人から、心から信頼されます。
自信のなさから気持ちが揺れるということもなくなります。つまり強いという事ですよね。
自信をつけることで本当に強く、やさしくなれるのです。

強くなって、本当の優しさを周りの人に向けられるようになったら、
人に対しての劣等感がなくなり誰かと自分を比べる必要もなくなります。対人関係に怖さを感じることもなくなり誰かを恨むこともしません。
自分を受け入れることができれば、人間関係は良好に。

人から信頼されて、周りの人から頼られて、
心が軽くなって、とても楽しくて、とても幸せな気持ちになれます。
そうやって本当に強くなって、そして幸せになってほしいです。

方法は簡単です。時間はかかります。心配せずに、少しでもコツコツ頑張る日々を続ける事です。決してあきらめずに。
でも、無理もしないで下さいね。
他からどう見られたいかではなく、自分が「頑張った」と思える一日であればきっと成長できているはずです。それを一年続けたら、一年後にはとても大きく成長できています。そして、二年、三年と少しずつ確実にドンドン成長していきます。大丈夫!!焦らないで!

褒められたり、良く思われたりするのは、その先の事です。まずは自分が頑張ることです。
親や周りの人が自分を幸せにしてくれるのを待っていても何も変わらないままです。
自分に期待しましょう♪自分で何とかしよう!と動いて、自分で努力する毎日を頑張りましょう。
万能薬ではなくとも前に進むきっかけだったり、希望が持てるようになって頂ければと思います。

目標が決まれば、とことんこだわりまくってガッーと進め-(^O^)/
とも思います!!

ずっと考えていましたが、色々な人がいて、色々な考え方があって、
捉え方も色々です。正解かどうかは分かりません。無理強いはしたくない(されたくないですよね)
自分で見つけていくしか・・・自分で答えを出すしかないと思います。
それぞれに、いい答えがみつかることを願っています。
日付はこの日にしておきます。